AOKI JUN
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LOUIS VUITTON MATSUYA GINZA

TOKYO, JAPAN

COMMERCIAL

新しいルイ・ヴィトン松屋銀座のファサドは、アールデコの街だったかつての銀座の歴史をイメージして設計されました。日本最初の駅「新橋」から港へそして異国に向かう、東京の玄関口だった銀座の街。そんな最先端に立った銀座が手に入れた「モダーン」は、東京の伝統的な文様「江戸小紋」と、抽象化・様式化された幾何学の繰り返しという点で、つながりのあるアールデコ様式でした。ファサド全面に広がるのは、ルイ・ヴィトンがもつ幾何学的な繰り返しパターン「ダミエ」をもとに、そこに柔らかくふくよかな生命が吹き込まれた、ルイ・ヴィトン店舗で初めて採用の「ソフト・ダミエ」です。「江戸小紋」から「アールデコ」へ、「アールデコ」から「ソフト・ダミエ」へ。銀座の歴史を旅するデザイン。繊細な膨らみとへこみからなる、オパール・ベージュの、精巧なレリーフ状のファサドは、日の光を受けて、豊かに表情を変えていきます。夜には、レリーフの奥に隠されたLEDライトが、「モノグラム」を彷彿とさせる、もうひとつの表情を浮かび上がらせます。
-店舗(外装)

写真撮影: Daici Ano