AOKI JUN

H

JAPAN

HOUSE

幅16.6m奥行き2.9mの2層の廊下状の部屋が、崖の斜面頂上近くにひっかったように転がる住宅である。背後にはコンクリートの建屋があり、それが重しとなって、この鉄骨造の細長い空間を支えている。2つの廊下状の部屋はそれぞれ個室で、上階の床が開口のある鋼製デッキでつくられているため、相互のつながりが生まれている。斜面を利用して、どちらの階からも直接外に出ることができる。下階は崖の前後に大きな開口が設けられ、上階は耐候性能の高い金属板で鱗状に覆われている。コンクリートの建屋は下が食堂、上が浴室で、玄関の上部にはトップライトが設けられている。崖には特別の外構デザインが施されることなく、荒々しい地肌を見せている。

写真撮影: Jun Aoki and Associates