
1999.12
House
既存の石垣の擁壁を基壇として、その上に台形体コンクリートの箱が載る構成を持つ住宅である。主階の中央には床から50cm浮いて天井から「ベッドボックス」が吊られ、それが1室空間である主階を柔らかく分節している。ガレージの奥からはFRP板を通して浴室からの光が漏れ、ガレージの脇に設けられた玄関から階段を登ると、途中、主階の床と「ベッドボックス」との間の浅い水平の隙間から、2方向に眺望が一挙にひらけ、この住宅が面する墓地と巨大な榎を見ることができる。水平な隙間はまた、地階への採光を与えている。茶室のような「ベットボックス」は一部、バーベキューガーデンである屋上を突き抜け、その塔屋から採光と換気が与えられている。
写真撮影: Shinkenchiku - Sha
BIBLIO:
2005/10『日本現代住宅12選』 L HOUSE / Ningbo Publishing House
2002/11『渡辺篤史のこんな家で暮らしたい』0211 / 講談社
2001/06『上海家居』0106 / 上海・画出版社
2000/12『JA』40「特集=2000年建築年鑑 新建築住宅設計競技結果発表」 / 新建築社
2000/06『建築文化』0006「特集=生き残れるかモダニズム建築」 / 彰国社
2000/05『GA HOUSES』64 / A.D.A. EDITA Tokyo
2000/04『住宅特集』0004 / 新建築社
1999/11『建築文化』9911「特集=青木淳1991 - 1999」 / 彰国社