
1994.02
House
幅16.6m奥行き2.9mの2層の廊下状の部屋が、崖の斜面頂上近くにひっかったように転がる住宅である。背後にはコンクリートの建屋があり、それが重しとなって、この鉄骨造の細長い空間を支えている。2つの廊下状の部屋はそれぞれ個室で、上階の床が開口のある鋼製デッキでつくられているため、相互のつながりが生まれている。斜面を利用して、どちらの階からも直接外に出ることができる。下階は崖の前後に大きな開口が設けられ、上階は耐候性能の高い金属板で鱗状に覆われている。コンクリートの建屋は下が食堂、上が浴室で、玄関の上部にはトップライトが設けられている。崖には特別の外構デザインが施されることなく、荒々しい地肌を見せている。
写真撮影: Shinkenchiku - Sha
BIBLIO:
2008/01『都市住宅クロニクル』
1999/11『建築文化』9911「特集=青木淳1991 - 1999」 / 彰国社
1998/11齋藤浩実『一流建築家と家を建てるには』 / 洋泉社
1997/01『日本当代百名建築師作品選』 / 中国建築工業出版会
1994/06『東京建築』9406 / 東京建築士会
1994/06『東京建築』9406 / 東京建築士会住宅賞入賞
1994/05『住宅特集』9405 / 新建築社
1994/04『建築文化』9404「特集=関西国際空港」 / 彰国社
1994/02『JA』14「特集=ネオモダンの波」 / 新建築社